この世界の片隅の私
ずっと応援し、動向を見守っている「この世界の片隅に」が、いよいよ11月12日劇場公開!
この機に振り返ってみる、私とこの作品の関わり。
読み手をあまり意識せずに覚書として書いてますので、長いです。ごめんなさい。
2010.7.3
コミックスをまとめ買い。
もともとこうの先生の作品が好きで、アクション連載中からずっと好きで読んでいましたが、そのうちそのうち…と思いつつ、最終巻の発売1年後にやっと揃えました。
2013.8.6
映画制作発表から一年、ひょんなことから映画制作決定の報を知る(疎すぎる)。
確か、監督の講演の記事がきっかけだった記憶が…。
その時には片渕須直監督のお名前にはピンと来なかったけど、調べるうちに「世界名作劇場」シリーズなど、気付かなかっただけで、子供の頃から多くの片渕監督のお仕事に触れていたんだと気づく。
2014.8.10
呉のヤマトギャラリー零に行って「この世界の片隅に」ポスターが販売されているのを発見。
売上が映画制作費にもなるそうで、即購入。
ちょうど前日に入荷したばかりだったようで、何だか運命を感じました。
2014.11.16
広島国際映画祭の片渕監督ワークショップで、初めて監督のお話を聞く。
戦前戦中の文化史、風俗、当時の呉のこと…見聞きするもの全てのレベルが半端なく、そこまで調べた片渕監督の熱意に圧倒されるとともに「この映画はすごい作品になるぞ!」と確信。
その後の監督との交流会&サイン会で、購入した「青葉」のポスターにサインをいただきました。
あと手ぬぐいなども購入。これも制作費の援助に!
2015.3.9
「この世界の片隅に」アニメ映画化応援クラウドファンディング受付開始&即日支援。
https://www.makuake.com/project/konosekai/
迷う余地もなく。勢いあまって10,800円コースと2,160円コースの2ポチしたので、その後「すずさんからの手紙」も二人分いただいています。
なお、エンドロールに流れる名前は本名でお願いしています。
2015.6.28
広島ゆかりの作家、作品展「この世界の片隅に」アニメーション映画化記念トークショー
前年のワークショップでは、作中の「色」に関してはまだ迷走中…ということでしたが、やっと明確に定まったというニュアンスの話をこの頃のイベントから耳にするようになり「いよいよ動き出したんだ…!」と、第三者の立場でも実感として感じられました。
同時に展開されていた展示もとてもカラフルで、やっと「この世界の片隅に」に彩りが…感無量。
その前日には、近藤ようこ先生とこうの史代先生の対談イベントもあったのですが、そちらは別の予定があって参加叶わずでした。行きたかったなあ。
2015.7.18
「この世界の片隅に」制作支援メンバーミーティング@広島
この日上映されたパイロットフィルムに記された日付は0702、「冬の記憶」に至っては0715!出来たてほやほや!「動くすずさん」に感激して涙が出た。
幼いすずちゃんはとっても可愛くて…あれは人さらいが現れても仕方ない(笑)。あまりにも可愛すぎて、しばらくの間、口を開けば「めんこい…」しか出てこないという深刻な語彙力不足に陥りました。
このイベントは広島のローカル番組でも後日、取り上げられて…頭が映っていましたw
2015.8.30
第54回日本SF大会(米魂)片渕監督との懇親会
本来、片渕監督のプログラムは29日のみの予定で、その日仕事だった私は30日しか(別プログラムへの参加目的で)行けないため、諦めていたのですが、急遽、翌日の延長戦が決定したので参加してきました。「懇親会」と称されてはいますが、監督の引き出しの凄まじさにただただ圧倒される通常営業の私。
終了後、ディーラーズブースで偶然に監督をお見かけし、たまたまサインペン持ってたので…記念に!と、チキンハートを奮い立たせた結果。
その節は、引き止めてしまって大変申し訳ございませんでした^^;
2015.11.23
広島国際映画祭恒例である、片渕監督ワークショップに参加。
http://togetter.com/li/904091
↑手前味噌ですが、勝手にまとめ作成しました。
2016.7.3
「マンガ家対談 かわぐちかいじ×こうの史代」拝聴。
「この世界の片隅に」に特化したお話はあまりなかったけれど、憧れの先生にやっとお会いできた。ただただ感動しきり。
2016.7.23
呉市立美術館にて「マンガとアニメで見る こうの史代『この世界の片隅に』」展開幕。
10:30~ ギャラリートーク前のプレツアー(事前解説)
11:00~ こうの史代先生ギャラリートーク
13:00~ ボンネットバスで巡る『この世界の片隅に』 with こうの先生
ギャラリートークは参加者200人超!これまで「〇〇かな?」とおぼろげに浮かんでいた疑問が、先生の言葉でいろいろスッキリ解決。配布していただいたポイントノートを見ながらマンガを読み返すことで、また新たな発見がありそうです。
ボンネットバスツアーへのこうの先生参加は参加者サプライズ!
敏腕バスガイドさんの調子も軽やかで、楽しいひと時。三ツ蔵~小春橋を巡りました。
左端にちょっとだけ写り込んでいる、こうの先生(笑)。
http://www.kure-bi.jp/kurebi-pics/10001239.pdf
※リンクは呉市立美術館の公式レポート
2016.9.17
「マンガとアニメで見る こうの史代『この世界の片隅に』」展関連イベント。
宝島社「このマンガがすごい!」編集長の薗部真一氏による講演会「この『この世界の片隅に』がすごい!」を拝聴。
既に試写を見られている薗部さんから、映画はココに注目して!という話も伺いました。
http://www.kure-bi.jp/kurebi-pics/10001285.pdf
※リンクは呉市立美術館の公式レポート
これでも、私の参加できた関連イベントはごくごく一部。
本当は行きたかったけど行けなかったイベント、後から知り、知ってたら絶対行った…!と後で後悔したイベント、実は他にもたくさんあったのです。
レイアウト展など、個人的にふらっと立ち寄ったイベントもいくつかありますが、それは割愛(会期中のいつ行ったか?とか、正確な日時を覚えていないものが多くて)。
作品として世に出るずっと前から、これだけ多くの幸せを与えてくれた存在。
今改めて思いますが、ふだん目にしている数多の作品から得る、その何十倍もの情報と熱意を、私はこの作品の完成前から既に受け取っていた。
本当に濃密で、贅沢な時間を分け与えてもらっていたんですね。
公開に先駆けて、ありがたくも先行上映会に参加できることになりました。
試写会は連日満員御礼。参加された方の感想も、軒並み高評価ばかりなので、もう怖いくらい。
現時点でもう既に、宝物みたいに大切な作品。
完成した作品を目の当たりにしたとき、私はどうなるんだろう。
どんなことを、作品から感じるんだろうか…。
まずは今週の上映会。五感全開にして、楽しんできます。