羽原監督の凱旋舞台挨拶
福山映画祭でのヤマト2202上映、観に行って来た!
福山出身の羽原監督の凱旋舞台挨拶もあり、刺激的かつ、出身地ならではのアットホームなイベントでした(´ω`)
開始1時間前には着いてチケット発券し、まだ早いので一旦会場を離脱しようとしたら、そこで何と監督の会場入りに遭遇!
監督のお母様たちもいらしていて、監督が脚本担当の岡秀樹さんをご紹介していました。
なお、岡さんはラフな格好で今回の舞台挨拶には登壇されず。ごくごく自然?に一般客に紛れ、ごくごく自然に二階席からご覧になっていましたw
ファン制作によるこんな横断幕も用意され、アットホームな雰囲気で行われた、上映後の舞台挨拶。
二階席から撮ったので、ちょっと遠いなー(´Д` )
故郷での舞台挨拶ということで、ネクタイとワイシャツを新調してきた羽原監督。よく見たら、靴下も初日舞台挨拶以来の第三艦橋仕様(赤)という、気合いの入れよう!
監督が福山にいた頃の話
・小5で既に「マジンガーZ」のクレジットにある名前を気にするような子供だった。
・中学時代には、既にアニメーターを志す。
・中学卒業後はすぐにでも故郷を離れ、デザイン学校に入りたかったが、せめて高校は出ろと両親に説得された。
・高校では、アニメの自主制作なども行い、得難い経験に。生徒会長を経験する一方、アニメ同好会も作って仲間と楽しむ。
・8ミリを分解してコマ数を調べたりした。
・中学時代の友人にヤマトを描いた年賀状を当時送ったが、その友人がまだそれを持ってくれていることが判明。
・漫画家になりたいとは思わなかった。最初から、映像制作に携わりたいと思った。
福山でよく行っていたお店
・はぶ文泉堂(文具店)…何時間でもいられた。セル画を描くためのロットリングをここで調達。
・大松模型(模型店)…福山ローズ劇場(映画館)からの流れで、ここに立ち寄る。
・稲田屋(定食屋)…関東煮がおいしい。今日もお昼に食べてきました!とのこと。
以上…全て、私も知ってるお店。
稲田屋は特に、福山で知らない人はいないくらい有名なお店。関東煮すっごく美味しいです!
大松模型はガチで私のご近所なので、監督の口からその名前が出てビックリ∑(゚Д゚)
監督のルーツの多くが私の生活圏に存在することを改めて知り、しみじみ嬉しいな~と。
2202の監督に決定したとき
・監督に決まったときは「マジか!?」と。プレッシャーだったが、断ろうとは思わなかった。発表の際のメッセージには「魂を込める。」と寄せたが、まさにそんな想いで引き受けた。
・ヤマトの魅力は、全ての作品に「人が人を想う優しさ、熱さ」があること。自分もしっかりとそれをフィルムに込めたい。
・スタッフが優秀な人ばかりで助けられている。
・今日も来られている脚本の岡さんはものすごくヤマト愛のある方で、この人なら!と脚本担当に推薦した。
・岡さんは三原市出身で、どうやらかつて「さらば」を同じ映画館(福山ローズ劇場)で観ていたらしいことを後で知り、二人で大興奮。
2202本編について
・「さらば」と「2」のバランスには気を付けている。
・前作の2199が素晴らしい作品だったので、プレッシャーを感じている。
・本編の中に登場する、落書きを消すロボットの頭は、意識的にアナライザーに似せている。→こういったガミラス人への悪意は、地球人が自ら消す、という意味で。
・英雄の丘の、沖田艦長のローマ字表記がおかしいのは、意図的に「さらば」に合わせたため。100年後はそういう表記が流行っているかもしれないから。ただし、その下の銘文はかなり細かく作り込んでいる。
・EDが「ヤマトより愛をこめて」な理由は…ネタバレになる部分もあるので、今は言えない。
・脚本は既に最後まで出来上がっている。絶対に観て後悔するような結末にはしません!
・ヤマトを今回初めて観た人は「(第一章ポスターのように)ヤマト発進しないじゃないか!」と思ってしまったかもしれないけど、ちゃんと発進します!第二章で、登場人物がどういうプロセスを経てヤマトを再び発進させるか。しっかり作り込んでいるので注目してほしい。
この後、バンダイビジュアルと松竹の方が壇上に。
2202第一章の上映はとても好評で、動員は8万人。興収は大台(1億)を突破。これは2199第七章以上の成績。引き続き第二章も応援よろしくお願いします、とのことでした。
その後、劇場内で皆で記念撮影をして、賑やかに閉幕。
また、監督自ら出入口でお見送りしてくださって、希望者には個別に握手や写真撮影、サインにも応じてくださいました。何てお優しい(((o(*゚▽゚*)o)))
ダメ元で差し入れを準備していたので、ここでお渡しできて良かったです。美味しくいただいてもらえますように!(日持ちするので、スタッフ様へも!と申し添えました)
監督の知人や同級生の方もいらしていて終了後も盛り上がり、長く長く列が途絶えず、最後まであったかい空間でした(*´꒳`*)